【慰安婦問題】 少女像嫌悪、このまま放置するのか~弱者や被害者を守れなければ私たち共同体の品格を貶めることになる[04/11]

先月31日、身元不明の男性が釜山(プサン)日本総領事館前の平和の少女像の顔に青色のペイントを塗った。2カ月前、ゴミ無断投機で疲弊した釜山平和の少女像周辺には今月7日、再び「いつまで日本を嫌うのか、天安艦の自国勇士銅像は一つもなく、少女像だけある独特の国」と書かれた廃棄物が置かれた。

韓国で被害者として生きるということはこの様なものだ。日本軍によって性奴隷に拉致され、強制的に生を奪われた彼らは弱者で被害者だ。祖国が発展する間、何の謝罪も受けられず、壊れた人々を残して害した人々は消えた。この矛盾に踏まれた彼女たちは私たちが守って見守らなければならない厳然たる被害者だ。

加害者は反省しないでいるのに、今は未来を見ようと話す人々がいる。国民1人一人の人生を守るために国家があるのに、国家が前に進むのに邪魔になるからよけてくれと言う人々がいる。しかし、弱者に対する無視と非難はただ「気分が悪い」では終われない。私たち共同体の品格を貶めることだ。弱者に対する嫌悪が増幅されれば、善良な心を持つ普通の人々の価値基準もいつの間にか崩れかねない。

このような理由でドイツにはナチと関連して扇動や憎しみの表現を日常的に行う人々を処罰する刑法がある。米国では少数者に対する憎しみ表現をする人々に行政的・社会的制裁がなされる。釜山東区庁は平和の少女像そばのゴミ投棄に対する過怠金処分を今日明日と延ばしている。警察は少女像設置も不法だから少女像の反作用で起きる一連の不法行為も処罰できないという立場だ。関連規定がなくて少女像を守れないという主張に釜山市議会では「慰安婦少女像公共造形物指定および管理に対する条例」が発議されたが、いつまでも臨時会通過を待つばかりだ。

弱者を保護して、被害者を守ることは公共の領域だ。適当に中間を守れと言うのは中立ではない。中立の外皮を使って丁寧に上手く責任を押し付ける人々にまかせるには公権力はとても大きくて重い。弱者と被害者のために厳重に執行される公権力を期待する。私たちの共同体の品格を守るために。

/チョ・ソヒ社会部記者
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ソース:釜山日報(韓国語) [記者日記]少女像嫌悪、このまま置くだろうか
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