【サッカー】<ACL>G大阪完敗3連敗で最下位転落も“ラッキー”2位争い団子状態…勝った江蘇が決勝T一番乗り

[4.11 ACLグループリーグ第4節 江蘇3-0G大阪 南京]

 AFCチャンピオンズリーグ第4節が11日に行われ、グループHを戦うガンバ大阪は敵地で江蘇蘇寧(中国)と対戦し、0-3で敗れた。G大阪はACL3連敗。勝ち点を12に伸ばした江蘇は決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。

 ACLの開幕節、敵地でのアデレード戦を3-0で快勝して白星発進を決めていたG大阪だが、その後の戦いは苦戦。ホームでまさかの連敗を喫し、1勝2敗でグループリーグ後半戦の戦いを迎えた。第4節の敵地戦は3連勝で首位に立つ江蘇だったが、勝ち点を一つでも取って、流れを変えたいところだった。

 FW高木彰人、MF泉澤仁の2人を初先発させるなど、メンバーに変更を加えて流れを手繰り寄せたかったG大阪だが、開始3分にいきなり失点してしまう。中央でMF遠藤保仁がFWアレックス・テイシェイラにボールを奪われると、そのままドリブルで運ばれる。DFファビオの寄せも甘く、簡単にゴールネットを揺らされてしまう。

 さらに前半6分、今度はテイシェイラの打ったミドルがG大阪の選手に当たってゴール前にこぼれる。これに詰めたMFラミレスに押し込まれ、あっという間に2点の先行を許した。

 ショッキングな展開となったG大阪は、思うようにボールが前に運べない。前半のうちに1点でも返しておきたいところだったが、なかなかシュートを打つことも出来ない。すると前半終了間際の43分、致命的な3点目を奪われてしまう。テイシェイラの蹴ったFKを韓国代表DFホン・ジョンホに頭で決められてしまう。助っ人3人に大活躍を許し、G大阪が3点ビハインドで前半を折り返した。

 G大阪は後半に入ると同時にたまらずメンバー交代。DF三浦弦太を下げてDF藤春廣輝を投入。3バックから4バックに変更して、リズムに変化を求める。するとようやくパスが繋がりだし、ゴール前でのチャンスが生まれる。しかし後半13分のこぼれ球を押し込んだDF初瀬亮のシュートもDFに防がれて枠に飛ぶことはなかった。

 G大阪は後半24分にMF堂安律、同33分にMF藤本淳吾と攻撃的なカードを切って勝負に出る。同34分のFWロジェル・マルティネスに打たれたヘディングシュートに対してGK東口順昭がビッグセーブを見せるなど、粘り強い戦いを続けるが、反撃となる得点は奪うことが出来ず。0-3で完敗を喫してしまった。

 グループもう一つの試合では最下位のアデレード・U(豪州)が敵地で済州ユナイテッド(韓国)に3-1で勝利した。このため3連敗で勝ち点3のままのG大阪は最下位に転落した。しかし江蘇は一抜けしたが、2位に浮上したアデレード、3位の済州がともに勝ち点4で、G大阪を含めて団子状態。最下位に転落したG大阪にとっては不幸中の幸いともいうべき状況だ。次節は25日。G大阪はホームにアデレードを迎える。

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