今シーズンのJ1において、ここまで「予想外」とも言える順位につけているのがサンフレッチェ広島だろう。
4シーズンで3度のJ1優勝を成し遂げるなど、ここ数年は上位争いの常連であった広島。
しかし、今季は開幕から第5節までに勝利がなく、第2節の清水エスパルス戦からは4連敗を喫するなど苦しいシーズンスタートなっていた。
第5節終了時には18チーム中17位に沈んでいた広島であったが、先週末に行われたアウェイのガンバ大阪戦に0-1と勝利。
今季唯一無敗のG大阪に土をつけるという最高の形で、嬉しい初勝利を手にした。
そんなこの一戦で決勝ゴールをあげたのが、今季からチームに加入したFW工藤壮人。
タイムアップのホイッスルが鳴り響くと、こんなリアクションを見せた。
４月７日（金）ガンバ大阪戦ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=fXo1lI8dwNg
ガッツポーズを見せるわけでなく、チームメイトと喜びを共有するわけでもなく、センターサークルに倒れ込み両手で顔を覆っていたのだ。
http://qoly.jp/media/db5f4d95-176b-41cc-9b40-e523406b5420
非常に胸を打つシーンである。
新加入の工藤にとって、チームを勝たせられなかった状況はそれほどまでに辛かったのだろう。
工藤はこの試合でチーム3位となる11.206kmを走ったが、ピッチに倒れ込んだのは疲れ以外にも理由はあったはずだ。
工藤は試合後、「今日は気迫で勝ったと思いますし、そういういろんな気持ちが、試合が終わった瞬間に込み上げてきましたね」と振り返った。
報道によれば、タイムアップ直後はうっすら涙も浮かべていたという。
４月７日（金）ガンバ大阪戦後選手コメント（その２）
https://www.youtube.com/watch?v=aI1oWr0v8ws
それでもミックスゾーンには爽やかな表情で現れ、ファンに感謝のメッセージを送った。
http://qoly.jp/2017/04/11/masato-kudo-reaction-after-the-victory-over-gamba-osaka-kwm-1?part=2 http://tabwekia.xyz/
