【サッカー】川村優理が米へ出発「もっと大きく成長したい」

米女子プロサッカーリーグのノースカロライナ・カレッジに移籍したアルビレックス新潟レディース(新潟L)の
MF川村優理(27)が10日、アメリカに出発した。
なでしこジャパン代表の主力で、今季仙台から古巣新潟Lに5年ぶりに復帰したばかり。
今季のリーグ戦未出場のまま、海外移籍したが「この道は自分で選んだ」と強い決意で日本をたった。

 キャリーに大型トランクを3個積んで、川村は新潟空港に姿を現した。
うち1個のトランクにはコメ2キロなど、食材と日用品をたっぷり詰めていた。
日本食パワーをさく裂させて、新天地でもくろむのはスタートダッシュだ。
目的地の米国ローリー・ダーラム国際空港ノースカロライナ州)に到着するのは現地時間で10日の午後9時53分だが
、翌11日には練習合流。
15日開幕の米国女子プロサッカーリーグ初戦、ワシントン・スピリットとのアウェー戦で米国デビューを狙う。

 「やっと行ける日がきた。向こうで早くサッカーをしたい」と川村は話した。
書類手続きが遅れ、3月27日の契約合意会見から2週間経ての米国出発になった。しかし、焦らなかった。
新潟Lと一緒に練習を積み、いつでもプレーできるコンディションを整えてきた。
通訳もつかない環境だが「言葉は向こうにいってから、どうにかしようと思う」と強心臓だった。

 5年ぶりに戻った新潟Lでのリーグ戦出場はゼロ。
「サポーターに期待していたのに、と言われグサグサきた」と話したが、腹を固めていた。
「この道は自分で選んだ。もっと大きく成長したい」と言う。
チームメートのFW上尾野辺めぐみ(31)FW大石沙弥香(32)らが見送りに訪れ、仙台からはDF北原佳奈(28)も駆け付けた。
「また会えると思えば、向こうで頑張れる」。川村は、アメリカで奮闘するためのパワーを仲間たちからもらっていた。【涌井幹雄】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1805941.html http://tabwekia.xyz/