【埼玉・富士見市】ももクロコンサートに苦情→富士見市「申し訳ないが、良い面があったのも確かだ」

富士見市制施行45周年記念事業の一環で、「ももいろクローバーZ駅」となったふじみ野駅東口で記念撮影に応じる有安杏果さん=4月5日、ふじみ野駅
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 埼玉県富士見市が市制施行45周年記念事業の一環として8、9両日、同市第2運動公園で開催したアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートで、都内まで届くほどの騒音に市内外から87件の苦情が寄せられていたことが11日、同市への取材で分かった。同市は「迷惑を掛けた方々には申し訳ないが、良い面があったのも確かだ」としている。

 同市によると、「音がうるさい」などの電話が8日に9件、9日に59件、10日に4件あり、メールは3日間で15件受信。特にコンサート終了予定の午後8時前に「いつまでやっているんだ」などの苦情や問い合わせが多かったという。

 約20キロ離れた東京都の西東京市東久留米市からも電話があり、同市自治振興部は「どこまで音が広がるかという所に配慮が足りず申し訳ないことをした」としたが、市報や近隣住民へのポスティングなどでコンサート開催を知らせていたため、市内からの苦情は少なかったとしている。

 コンサートは2日間で約4万人を動員。担当者は「売り上げが伸びた駅周辺飲食店などからのうれしい悲鳴もあり、地域振興の点で成果もあった」としている。

 同市内に住む高齢男性は「大きな音でびっくりしたし、父の体が悪いので少し迷惑に感じた」と話していた。

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