【素通り】サウジ国王の韓国スルーに国民不満爆発 「金脈」取り逃すふがいなさに「外交部は一体何をしているのか」[4/11]

来日もしたサウジアラビアのサルマン国王がアジア重視の姿勢を鮮明にするなか、国王の訪問がなく「素通り」された韓国が喪失感にさいなまれている。大統領弾劾で混乱している韓国は、当初から国王のアジア諸国歴訪に含まれていない。それでも実際に目の前をスルーされると、「アジアの経済大国」としての自尊心が傷付けられるようだ。地位低下を憂う韓国だが、同時にサウジの「脱石油」改革に絡んだ支援ビジネスに乗り遅れる痛手の方が大きい。

 王族や関係閣僚ら1000人を超える代表団の豪華さが話題になったサウジアラビアのサルマン国王の来日。4日間の日本滞在を終えて3月15日に離日し国王が次に向かったのは中国だった。日本に来る前の訪問先は小国ブルネイで、韓国は全く相手にされていない。

 サウジは世界最大の原油輸出国。近年は原油価格の低迷で財政難に苦しんでおり、産業振興に活路を求め石油依存経済からの転換を目指している。原油収入だけに頼らない国づくりは、国王の息子であるムハンマド副皇太子が主導する。

 サルマン国王は、日本とは高い技術力を持つ日本企業のサウジ進出を促す経済特区創設を柱とする「日・サウジ・ビジョン2030」で合意。中国では、北京で習近平国家主席と会談し、インフラ整備など経済分野で総額650億ドル(約7兆4000億円)の協力を進めることで合意した。内容は明らかになっていないが、中国で生産過剰が深刻となっている鉄鋼やセメントを使い、サウジがかかわる港湾や空港を整備すること想定しているとみられる。

 日中両国がサウジとの関係を原油調達から「戦略的パートナー」へとステップアップさせるのに、韓国は羨望(せんぼう)のまなざしを向けずにいられなかった。サウジは国民の約半数が25歳未満で、成長市場としての魅力も大きい。さらにサウジを後押しすることで、中東市場開拓にもつながる。(1/3)

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